介護する人の心構え 2

※この記事は2010年から2014まで北米報知紙上で連載されていたコラムを再掲載したものです)

海外に住む日本人にとって、日本に住む親の病気や介護は、大変心痛い問題です。今回は日本で歯科医師を経て、介護付有料老人ホームで施設ケアマネージャーとして活躍され、現在は、ワシントン大学歯学部に研究員として留学されている上岡芳葉さんに、海外に住む私達ができる、日本の親の介護についてお話をお聞きしました。 “介護する人の心構え 2” の続きを読む

介護する人のケア②

※この記事は2010年から2014まで北米報知紙上で連載されていたコラムを再掲載したものです)

「最近不眠が続いている」、「自分のための時間がほとんど無い」、「突然不安になったり気持ちが落ち込んだりする」、「家族の者との言い争いが絶えない」。介護をしながらこの様な思いをされている方は、過度のストレスや過労(バーンアウト)にならないよう、セルフケアを心がける必要があります。しかし、実際には “介護する人のケア②” の続きを読む

介護する人のケア①

※この記事は2010年から2014まで北米報知紙上で連載されていたコラムを再掲載したものです

「認知症の夫の介護をしています。最近症状が悪化し、家の中を徘徊したり、失禁したりするようになりました。私が入浴や着替えを手伝うのも拒むようになり、暴言を吐くこともあります。以前はとっても優しい人だったのに、と思い出しては涙が出る毎日です。睡眠不足と疲労が重なり、もう心身ともに限界です」 “介護する人のケア①” の続きを読む

認知症の方への対応法

※この記事は2010年から2014まで北米報知紙上で連載されていたコラムを再掲載したものです

ご家族の方、親しいご友人が認知症を患い介護するのはもちろん、訪問したときも認知症患者との応対に困ったことはありませんか?認知症の症状自体はゆっくりと悪化の下降線をたどっていきますが、日々その方の症状の出かたというのは違ってきます。

もし介護している方でしたら、お解かりかもしれませんが、その日の調子が “認知症の方への対応法” の続きを読む

認知症の治療や介護

※この記事は2010年から2014まで北米報知紙上で連載されていたコラムを再掲載したものです

Q:家族が最近認知症と診断されました。認知症の治療や介護に関して気を付けることはありますか?

認知症の原因は現在はっきりと解明されていませんが、1)頭部への強い打撃やケガ、2)脳細胞の萎縮、3)遺伝によるもの、4)脳内の血流の問題、 “認知症の治療や介護” の続きを読む

物忘れと痴呆の違い

※この記事は2010年から2014まで北米報知紙上で連載されていたコラムを再掲載したものです

Q:家族が最近認知症と診断されました。認知症の治療や介護に関して気を付けることはありますか?

まず、認知症とはどんな病気かご存知でしょうか?以前は痴呆症と呼ばれ、現在は認知症という病名の症候群です。専門家が本人、その人物をよく知って いる家族や介護人から情報を集めながら、文字通りいろいろな症状を過去の他の病歴やその人物の性格や行動の変化など “物忘れと痴呆の違い” の続きを読む